家族でそろいの食器を使うと、テーブルの見た目も収納もスッキリして気持ちいいですよね。
しかし、割れるタイミングはバラバラなので、買い替えでだんだんふぞろいになっていくのが残念。
今は商品の入れ替わりが激しく、同じ皿を再び見つけるなんて超短期間でないと無理だったりします。
そこで考えついた対策が、定番ブランドのロングセラー食器に少しづつ置き換えていくこと。
買い足しがラクなのはもちろんですが、使っていくにつれ「定番は長年選ばれ続けるだけの理由があるんだなぁ」と、デザインの良さがわかってくるのも魅力です。
そんなロングセラー定番食器も種類が増えてきたので、現在使っているものをまとめてレビューしてみます。
イッタラ ティーマ ボウル(皿)
発売年 | 2005年 ※公式裏取りできませんでした。参考⇒ |
使用品サイズ(21cm) ※2024年10月手元にあるものを計測 | 幅|上面 約21.5cm/底面 約11cm 高さ|約 5.6cm 重さ|約 500g |
サイズ展開 ※2024年10月時点 | 15cm 21cm |
IITTALA(イッタラ)のTeema(ティーマ)は、インテリアを紹介するメディアやInstagramで頻繁に目にする北欧デザインの大定番。
ティーマ自体は1952年からあるシリーズですが、この深皿は2005年リニューアル時に追加されたアイテムだそうです。
21cmは、容量といい深さといい使い勝手が良くて、麺、丼、グラノーラ、大皿おかずの盛り付け…何でもぴったりはまるので、買ってから毎日こればっかり使っています。
上に向かって緩やかに広がっているので、どんぶりに比べて浅く横に広いのがポイント。
盛り付けに余裕が持てるし、こぼしにくく、丼物など層になっているメニューもちょうどいいバランスですくえます。
皿選びで頭を悩ませたくない方、皿の数を減らしたいミニマル志向の方に特におすすめです。
皿の形は変わらなくても、色は頻繁に入れ替わりがあるようです。
長期運用を考えるなら白にしておくのが無難かもしれません。
デュラレックス ピカルディ(グラス)
発売年 | 1954年 ※参考:公式EU通販サイト |
使用品サイズ(310cc) ※2024年10月手元にあるものを計測 | 幅|上面 約9cm/底面 約5.9cm 高さ|約 9cm 重さ|約 244g |
サイズ展開 ※2024年10月調査時点 | 90cc 130cc 160cc 220cc 250cc 310cc 360cc 500cc |
DURALEX(デュラレックス)の PICARDIE(ピカルディ)は、飲食店でよく見かけるあのグラス。
業務用だと思い込んでいたのですが、個人でも1個から買えるんですね。しかもお手頃価格!
- 割れにくい強化ガラス製
- 重ね置きできて省スペース
- 適度にカクカクした側面が持ちやすい
- 電子レンジOK
と機能性抜群で、飲食のプロ達に選ばれるのも納得です。
サイズ展開も小刻みに8種もあるので、用途や飲み方に合わせてちょうどいいサイズを選べるのもいいですね。
今回は、割ってしまったグラスの容量に近い310ccサイズにしました。
皿以上にロスが多いグラス。強くて買い足しやすいピカルディなら安心して使えます。
白山陶器 ベーシック 飯碗(ご飯茶碗)
発売年 | 1970年 ※参考:公式サイト |
使用品サイズ(4.2寸) ※2024年10月手元にあるものを計測 | 幅|上面 約13cm 底面 約5cm 高さ|約6.5 cm 重さ|約 151g |
サイズ展開 ※2024年10月調査時点(公式採寸) | 3.5寸|約φ10.5×4.5cm 4寸|約φ12×5.5cm 4.2寸|約φ13×6cm |
白山陶器は陶磁器の名産地である長崎県波佐見町のメーカー。
この茶碗は1970年代から同じ形で売れ続けていて、2010年にはグッドデザイン・ロングライフデザイン賞にも輝いています。
陶磁器の使用年数として10年程度は見込まれるが、同じシリーズのラインナップを作り続けることで万一の破損時などにも買い足すことができる企業姿勢とデザインは良心的である。
審査員さんのおっしゃるとおり!私のニーズど真ん中のコンセプトだったので購入を決めました。
シンプルで古さが全くないのに、和の正統派な印象があるのがすごい。10年たっても飽きなさそうです。
カラーは白と黒(天目)の2色。黒はツヤツヤしていますが、白の方はマットなようです。
サイズが3種類なので、子供、大人問わずデザインをそろえられるのも考えられているなーと感じます。
私はご飯にいろいろ入れて食べるのが好きなので、足したり混ぜたりする余白が欲しいと思って一番大きな4.2寸サイズを選びました。
口元が薄めで、納豆ご飯やお茶漬けをかっこんで食べやすいのが、お気に入りポイントです。
ラッキーウッド マリール(スプーン/フォーク/ナイフ)
発売年 | 1997年 ※参考:公式カタログ |
アイテム展開 ※2024年10月調査時点(長さ=公式採寸、重量=個人計測) | デザート(ディナー)スプーン|185mm/57g デザート(ディナー)フォーク|185mm/46g デザート(ディナー)ナイフ|215mm/70g ティースプーン|130mm コーヒースプーン|120mm ヒメフォーク|120mm アイスクリームスプーン|132mm バターナイフ|155mm ブイヨンスプーン|147mm ケーキスプーン|154mm メロンスプーン|155mm スープスプーン|184mm グレープフルーツスプーン|156mm サービススプーン|215mm サービスフォーク|215mm |
LUCKY WOOD(ラッキーウッド)は、金物で有名な新潟県燕市のメーカーのカトラリーブランドです。
- ブランドコンセプトが「良いものをながく大切に」
- レストランなど業務用としても選ばれている(同じものの買い足し需要が大きそう)
- マリールはブランド設立50周年記念のシリーズ
なので、末長く販売してもらえそうで安心感があります。
カトラリーは皿以上に同じものをそろえたいし、買い足しの機会も多いアイテムですからね。
つるっとしたデザインは合わせる食器を選ばないので、長く付き合うのにピッタリ。
基本のフォーク、ナイフ、スプーンだけでなく、ニッチなアイテムまで網羅しているので、カトラリー全部を統一したいという欲望にも応えてくれます。
使いごこちもよく、首元のウェーブがどうも握りやすさの秘訣のようです。
液体をすくうときに安定感のあるスプーンの深さや、ナイフの切れの良さなど、使いやすさを追求したデザインを実感しています。
ただ、しっかりした造りの分重ためなので、筋力が低下している方や関節痛のある方には向かないかもしれません。(老後がちょっと心配)
イワキ パック&レンジ(耐熱ガラス保存容器)
発売年 | 1988年 ※途中デザイン変更あり ※参考:公式サイト |
サイズ展開 ※2024年10月時点 | 200ml 450ml 500ml(横長) 800ml 1.2L(平べったい) |
保存容器ではありますが、お皿としても優秀なのがiwaki(イワキ)のパック&レンジ。
カタログギフトに必ずと言っていいほど掲載されている商品なので、高い人気がうかがえます。
プラスチック製のタッパーだけを使っていた頃は、ガラスなんて重い・高い・割れそうで怖い、とデメリットしかないと思っていました。
…が。
- そのまま食器として出してもダサくない
- キズがつきにくく、簡単にツルっと洗える
- 匂いがつかない
- レンジで溶ける心配がない
と、使ってみたらもうプラには戻れなくなりました。
重いかわりに厚みがあるので、ちょっとしたことでは割れません。
フタはプラ製なので劣化が早そうですが、別売りしているので交換すれば解決。
このタイプは密閉できないのが欠点ですが(そのかわりフタをしたまま電子レンジにかけられる)、密閉タイプも販売しています。
手持ちのプラ製タッパーが壊れたら、どんどんiwakiのガラス容器に入れ替えていく所存です。
定番品だと失敗しにくい理由
定番の食器を集めていて、買い足ししやすい以外に「失敗が少ない」というメリットがあることに気づきました。
理由は2つ。
- 時の流れに耐えて生き残ってきたデザイン
- 口コミや詳しい商品紹介ページが多く、参考にする情報が見つけやすい
長く売れ続けるには、見た目がオシャレなだけでは不十分なはず。
時の流れに淘汰されずに生き残ってきただけの機能性や使い勝手の良さがあると考えられます。
それでも合う合わない問題は存在しますが、定番品だと長く使った人の多角的なレビューや、販売店による作り込んだ商品ページがたくさんあるので、自分に合うか判断がしやすいのです。
例えば、最初にご紹介したイッタラのティーマは、Web通販ショップで特集が組まれていて、実際の盛り付け例や他のお皿との使い分け方がわかりやすく掲載されています。
2番目に紹介したデュラレックスのピカルディは、実際に使っている方々のブログで手に持っている写真(しかも、男性、女性、子供まで)が見られたので、サイズ感の把握がしやすかったです。
参考 ミニマリストにおすすめのこどもコップ!ピカルディの8年レビュー♪ – ゆる凛ママ
買い物に失敗して使いにくいものを手元に増やすのも嫌。だからといってゴミに出すのも罪悪感が…。
定番品はそんな生活のストレスを減らしてくれます。
新しいモノが次々あふれ出てくる時代だからこそ、長く選ばれてきたものの良さを感じられるのかもしれません。
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